Cyto Collectは、採血管に採取した末梢血・臍帯血から『リンパ球』或いは『バフィーコート』を採集します。


Collect Tip・検体・分離チューブ・採取チューブをセットして、オペレ-ションパネルのスタートをタッチします。50分で8検体同時に細胞採取が完了します。

Program-1は、『リンパ球』を採取しています。細胞へのダメージの原因を極力排除しながら細胞採取処理を行っています。


採取操作の工程は、手技による処理操作以上にマイルドな採取操作行って、viabilityの高い細胞採取を実現しています。

Program-2は、『バフィーコート』の採取をします。マイルドな処理機能は、バフィーコートの採取にも生かされています。


遠心G力の高い分離条件に、分離層の上下認識機能を加えて、効率よくviabilityの高いバフィーコートを採取しています。

通常行われている熟練者の手技による採取とCyto Collectによる自動採取の採取細胞への影響を調べたデータです。
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分離剤を活用して遠心分離後、採取した『リンパ球』を静置して、時間経過による死細胞の比較をしています。

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Cyto Collectにビルトインされた遠心機は、高分解能CCDにより分離細胞層の吸引ポイントの分解能を高くして、Collect Tipのサイドスリットを制御して、細胞を吸引しています。

Cyto Collectは、HEPA-filter内蔵のフアンを搭載しています。システム内部は常時清浄空気が流れています。且つ、遠心分離操作中は遠心機内部の排出速度を高めて、効果的に汚染防止しています。

Cyto Collectは、最下部に使用済チップの廃棄バケットが用意されています。使用済チップは、清浄空気が高速で流れるチューブ内を落下します。汚染を防ぎ、使用済チップの廃棄処理を簡便にしています。

Cyto Collectの細胞へのダメージが少ない採取能は、再生医療研究にも活用が拡がります。例えば、臍帯血からの幹細胞採取に活用した場合、プログラムの選択で、採取細胞に顆粒球の有無が選択できます。

Cyto Collectによる『バフィーコート』の効率的な採取は、多数の検体処理が要求される状況に最適です。

 例えば、生殖細胞系列遺伝子検査で病気の診断や予防が一般的な状況に進むと、少量のバフィーコートからDNAの分離・精製が行われます。自動化されたCyto Collectは、多数検体の『バフィーコート』採取に最適です。


コレクトチップ

Collect Tipは、先端が閉じられ、側壁にスリット状の孔が設けられたサイドスリット構造を持っています。遠心分離層を効率よく吸引する為に開発されました。

Collect Tipは、スリットを通過する溶液速度を最適化しています。細胞へのダメージを極力排除してbaibolityの高い細胞採取をしています。

Collect Tipは、手技による処理操作以上にマイルドな処理操作を実現して、ダメージが非常に少ないviabilityが確保された細胞採取を実現しています。